広告から見る地元地域の盛り上がり具合2006/03/04 01:07

住宅地図の表紙の写真

最近発行になった、ゼンリンの住宅地図帳2006年版を見て気づいたこと。 なんと、表紙にひとつも広告がありません!のっぺらぼう!

確認したところ、 2002年は8件 2003年は6件 2005年は8件 2006年は0件!

これが我が地元K市の現状か orz と思ったのですが、中身を見てみたら、地図ページの上下の広告は、2006が7件(最大件数)2005年は6件。 まぁ、今回は営業さんの努力が足りなかったんでしょうね。 そういうことにしておきましょう。。。。

日々の生活の中に『地域』を表現する2006/03/04 01:09

先ほどの記事でTさんからメールいただきました。

うーん、なるほど。地元の経済力を反映しているのかは、 おっしゃるとおりナゾですが、、、。面白いところに目を 付けましたなあ。

そういう「面白い視点」て、大切にしたいですよね。 たとえば日本の景気を図るバロメーターのひとつに「コピー用紙の売り上げ」というのがあって、景気がよくなると、売り上げが伸びるのだそうです。(王子製紙だったかな?製紙会社の社長の話だったと思う)

私の父親はプラスチックの金型を製造する会社を営んでおりますが、金型業界は、世の中の景気が上向く1年前から、忙しくなるんだそうです。(ちなみに、去年の秋から超多忙だそうで、毎晩遅くに帰宅しています。)

言われればそうですが、なかなかそういう視点で世の中を見るのは難しいですよね。


で、今、私が考えている「地域」の売り込みの方法で、思う事は次の二つ。

1 天気予報で、その「地域名」を入れてもらう。 2 国道の道路案内で「地域名」を入れてもらう。(又は減らされない事)

1については、近々実現しそうな事を上司(部長)が話していましたが実際のところどうなのでしょうかね。 近隣の有名観光地の天気より、人口も多い地元自治体あたりの天気のほうが「受益者(=人口)」が多のにもかかわらず、テレビではメジャーな観光地の天気を言うのもなんだかなぁ…って思うのです。

2については、このままだと、このあたりへの案内看板は全て「K町 ○○km」や「S市 ○○km」になってしまうような気がしてきました。 今は地元二桁国道の隣県T市や、同じく三桁国道のN市などには「K市 ○○km」の表示がありますが、Sが存在感を高めていくに従って、TがSになってしまったりしないか…と心配しています。

日常の生活の中に、地元の存在感をアピールする手段を、地道に広げていくのって大切だと思います。

この件は某村の役場の職員の人の活動から気づきました。 十年以上前の話ですが、彼は朝のNHKのラジオ番組に「農林水産通信員」として、毎日毎日地元の村の四季について投稿し続け、県内で一番気温が低くなる地域を宣伝し続けました。今では、最低気温を語る上で欠かせなくなっています。

大々的に宣伝をする事も大切ですが、日常に地元をアピールする方策なんかも、あれば面白いですねぇ。

人間を展示するなら動物園?水族館?2006/03/04 01:24

昨年8月下旬、静岡〜箱根方面へ出掛けたのですが、帰り道に山梨県忍野村の「水族館」の看板を見て、ふと思いました。

「山に住む人間は淡水人で、海辺に住む人間は海水人?」 とか、 「山に住む人間は動物園(猿山)で、海辺に住む人間は水族館(プール)かな」

など…くだらない事を考えていたのですが、ちょっと古い記事でこんなものを発見。

立ち上がるレッサーパンダ「風太」により、篠ノ井の恐竜公園の入場者が大幅増、また前にもネタにしましたが、須坂の臥竜公園動物園での24時間飼育舎のネット中継での来園者増、そして旭川動物園がアイデアを搾って来園者を激増させた事など、動物に関連するヒットが生まれています。 地元でも、低コスト&変なアイデアで、人を呼べませんかね???


英動物園で「ヒト」を展示、男女8人の生態がわかる? 2005.08.28 Web posted at: 19:25 JST

  • CNN/AP ロンドン──英国のロンドン動物園が26日から「ヒト」の展示を始めた。水着とイチジクの葉をまとった男女8人の「自然の生態」が29日まで、他の動物と同じように観察することができる。

裸なら、やっぱり海?

「昔野菜」2006/03/04 01:29

Yahoo!の新語辞典で、こんな記事が。


加賀太キュウリ  石川県金沢市特産のキュウリ。 〜中略〜 地元では酢の物のほか、煮物にするなどして食べている。


そして、近隣のU市で懐かしい野菜の復活が話題になっている。 それが「山口大根」 http://www.iijan.org/nt/bcn/0512/051222-2.html

こんな感じで、昔ながらの野菜が話題である。

そして、こんなサイトも発見。 http://www.dentouyasai.net/ ↑長野が空欄!農業の産業産業化で品種改良がすすみ、信州に伝統野菜は残っていないのでしょうか?

これらを読んで、農業政策として、地元(信州)で食べられている昔懐かしい農産物や、農法の復活を企てるのが、農業のNextStepにならないだろうか?と考えるようになった。

個人的には… ・甘くて癖のある、昔の人参 ・強烈に香る、昔のセロリ が、食べたいですな。他にも

・はぜかけ米(昔ながらの農法という意味で) ・Mケ原の白いも(地元では昔から定番だったという理由でもつけて) ・雑穀類(健康ブームで「五穀米」なんてありますよね。) ・せんぶり(同じく健康ブームで) ・酸っぱいトマト(これは、いまいちかな…)

などなど。 そして、その名前に「昔野菜」なんてどうだろうか。

信州の「昔野菜」

なんといっても、Googleで「昔野菜」で検索しても該当する名前がぜんぜん引っかからないのがよろしい。「伝統野菜」は、すでにネットに溢れています。

googleの検索結果  "伝統野菜" の検索結果のうち 日本語のページ 約 66,600 件  "昔野菜"  の検索結果のうち 日本語のページ 約 550 件 (↑「昔、野菜食べられなくて云々〜」という言い回しのみ)

これからの「名づけ」は、ネットにありふれている名前じゃだめですよ。

一番の問題は、そういう農産物の需要と供給を、どうやって結びつけるか?という点なんですが。

良いもの、本物は売れる。2006/03/04 01:30

 良いものは売れるという話でワインのねたをひとつ。  先月22日、地元ワイナリーで収穫祭が開催されました。  その際、某課の旅行積立が精算されたので、それを軍資金にシラク大統領も飲んだというワイン(ビンテージは別)でも購入を…と出かけて行ったのですが…全て売り切れ。  今年の正月には、豊富に在庫があった2000年、2001、2002年、それに今年の7月に発売になった2003年モノまでも、売れてしまって全く在庫が無いそうです。

その理由は ・2000年モノがシラク大統領歓迎晩餐会で使われ知名度UPで完売 ・2002年モノがJALのファーストクラスで採用され、評判を呼び完売 ・2003年モノもJALが買い占めて、市場には在庫僅少

 だそうで、ブランドの知名度が一気に高まり、その他のビンテージも売れてしまったそうです。  これまで、ちょっとしたお祝いの際には開けていた酒が、今年に入ってから「貴重品」になってしまうというのも、嬉しいような、悲しいような。

 そして昨日、そのワイナリーの本社工場で行われたオークションに行ってきました。私の興味は、1963年の甲州、1985年のカベルネ・ソーヴィニヨン(今は閉鎖されて存在しない万寿園という農園のブドウ)などでしたが、メインは「信州東山カベルネ・ソーヴィニヨン」の全ビンテージ6本(1997,98,2000,01,02,03)定価\30,000-でしたが、が、が、が!!!何と落札価格は90,000円でした。  私も落札は無理は承知で50,000円まで応札しましたが、、、届きませんでした。

 珍しいワインとはいえ、手間暇かけて探せば入手可能ではありますが、かなり苦労するでしょう。そういう点でお買い得だとは思いました。

 こんなことなら、市場にあるうちに、もうちょっと気前よく買っておけばよかった。(^^;というのは、余談としても、良いものをきちんと評価してくれる流れに乗れば、きっと売れる…ということです。

それにつけても、「情報は発信しないと役立たず」ですね。

地元の米の話2006/03/04 01:35

私は米に関する仕事をしているので、その関係でいろいろな情報を収集しているのですが、最近ようやく統計データを「読める」ようになってきた(気がしている)ので、それに関して、いつものコピペではなく、自分なりの解釈で米について語ってみました…。 ちょっと恥ずかしいですが、時間のあるときにでもご一読いただき感想を聞かせていただければ幸いです。


信州の米について


10月28日に、今年の米の作柄予想が発表され、全国平均が101、長野県が105、東信が106ということで、4年ぶりの豊作となりました。

そのプレスリリースを読んでいて気が付いたのですが、 「長野県の10aあたりの米の平均収穫量は613kgで日本一」 という事でした。 この数値は第二位の山形県を17kg引き離しており、米どころ新潟と比較して71kgも差がついています。 (地元の平均収穫量は616kg/10a(平成16年度)ですから、長野県平均も上回る数値です。)


東信の米について


反別収量が多い=おいしい米というわけにはいきませんが、「長野県東信コシヒカリ」は、食味で最高ランクの「特A」を獲得している地域でもありますし、長野県が農産物全般の適作地であることを訴える最高の資料になると思うのですが、そんな事はあまり聞きません。もったいない話です。


それなら、地元(に限らず信州)の米の売り込み方


さて、反収が多く、最高の評価を受けている「東信コシヒカリ」ですが、まぁ地元産コシヒカリもこの範疇に含まれるかもしれませんよね。それに更にプラスαの付加価値をつけるとしたら…

都会では「はぜ掛け(天日干し)の米」が美味しいと評判だそうです(F村女史情報)。

地元は残念ながら「米どころ」で有名という状況にはありませんが、「陽のあたる坂の街by陶工O本さん)」を前面に打ち出し、「はぜ掛け米」を、目玉にすれば、けっこう売れるような気がします。 米どころのS市(旧A村のG兵衛米など)は、規模が大きすぎ、はぜ掛けをする手間が無いと思うのです。 手間はかかるが、多少でも高く売れる品質の良い米を作る事ができれば理想ですよね。

また、米の落札率に関していえば、長野県産こしひかりは、100%の落札率を維持しています。他の地域の米は、軒並み低い落札価格で、全国平均は58.6%。長野県はそれらを大きく超えています。 これは、長野県の米が「新潟産コシヒカリに劣らない品質の米が、安価で買える」という評価を受けている証拠では?と捕らえれば、天日干しで付加価値をプラスαすれば、地元の米も高い人気を得られるかもしれません。

まぁ、机上の空論ですが。